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ルーベンス展をみてきた

国内最大級のルーベンス展覧会だというので楽しみにしていた。

この人の絵は好きなタイプなのだけれど、宗教や神話のことが分かっていないと絵のテーマを理解できないのだそうな。
r-selfportrait s
学者や識者・評論家じゃあるまいし。
ましてズブズブの素人だ。
好き嫌いだけでモノを言って何が悪い?
そもそも美術や音楽などは好き嫌い以外に評価のしようが無いのだ!
それでいいのだ!
わはは。

以前にも一度見たけど、やっぱり印象的だ。
r-portrait of clara rubens s
娘クララのことがよっぽど可愛かったんだろうな。

山田五郎氏が言っていたけど「当時子供を可愛く描ける唯一の人」だそうで、
r-the christ child and young st john the baptist s
納得だなあ。

今回やられた2枚の絵
これは「マルスとレア・シルヴィア」
r-Mars et Rhea Silvia alls
この絵も以前(エルミタージュ展)で一度見たのに、あまり憶えていなかった。
神話による場面で
”軍神マルスは、かまどの女神ウェスタの神殿に使える巫女であったレア・シルヴィアに恋焦がれ、彼女が眠っているすきに忍び寄り、想いを遂げました。本作では、マルスは甲冑を身につけつつ、かぶとは傍らのプットーに預けて、レア・シルヴィアに駆け寄っています。驚いたレア・シルヴィアは身をひいていますが、マルスを彼女の方へと導く愛の神キューピッドの存在は、この恋の成就を暗示します。古代ローマの詩人ウェルギリウスは、このときレア・シルヴィアが宿した双子の息子ロムルスとレムスが、長じてローマの建国者になったと伝えています。”
だそうな。
ふ~ん。

この表情に参った。
r-Mars et Rhea Silvia (detail)s
6年前には気付くことが出来なかったのは何故だろう?

もう一枚はこちら。
r-Roman Charity s
「ローマの慈愛(キモンとペロ)」という。
”餓死の刑に処されている父親キモンは食糧を与えられず、死の寸前にありました。そこへ居場所を探し出した娘ペロが現れ、死にかけている父に自らの母乳を与えます。彼女の行為は看守によって発見されてしまいますが、この献身的な行為は看守の心を動かし、父親の解放を得ることができたとされています。”
だそうな。
ふ~ん。

いい表情を描いていると思った。
r-Roman Charity ss

この場面は有名らしく、沢山の画家が描いている。
roman charity by Jan Janssens s

roman charity by Gaspar de Crayer s

roman charity by dirck van baburen s

最近の人も描いている。
roman charity by max sauco s

今回は何作もダブって見たものがあったけど、新しい気付きがあって良かった。
全体的に大きな絵が多くて、人が沢山いてもあまり気にならずに見られた。
満足満足。
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コメント一覧

#6522 No title
 こういう場面って、昔からの日本人の倫理観からしたら、理解できないところなんでしょうネ。
 三国志でも、困窮の極みにあった劉備玄徳を饗すため、杣人が自分の女房を殺して晩餐に供するシーンがありますが、中国人の倫理観からしたら、これは美徳だと。
 そういう解説的な一文を、わざわざ吉川英治が挿入しています。異例だけどネ。
 しかし、その中で吉川英治は鎌倉武士の鉢の木を思い浮かべよ、と。ちょっとムリがあると思うケド(笑)

 すいません、全然本筋から外れてしまいました <(_ _;>
#6525 No title
こたさん
中国人の美徳感覚は理解できませんが、鉢の木の感覚はよくわかります。
ルーベンスも描いたこの話は、キリスト教の背景があるのでしょうね。
そういう根っこを持たない自分には色々と理解しにくい話があります。
実話としてよりも「わかり易いたとえ話」として聞いておくのが良いのかも知れないです。
#6526
自分の好き嫌いで判断する、大切な事です。芸術というのは、感性に訴えるか否かという問題ですもの。ルーベンス、私も観に行かねば。周りの雑踏が気にならないほど魅了されるのですから。

しかし、乳を吸う絵はドキドキしちゃいますね。ルーベンスや他の作家たちの、ある種の願望を強烈に表現しているのかもしれません。
#6527 No title
kincyanさん
生憎と歴史も何も分からなので、見た目の好き嫌いでしか評価できないんですよ。
音楽も、文章も、絵画もそれで良いんですよね。
あれこれ御託を並べるつもりはありませんのよ~。

ここは常設展も見ごたえがあるので是非お出かけください。

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